Image Blender

Image Blender のマッパー画面。面ごとの配置と4コーナー補正を操作しているところ

OVERVIEW

横長1本の動画を、
複数のプロジェクターへ。

横長の動画をハードウェアでデコードし、面(サーフェス)ごとに切り出し・幾何補正・エッジブレンド・色補正を GPU でリアルタイムに適用して出力するスタンドアロン機器です。設定も動画の転送も、ブラウザだけで完結します。

  • 最大 8 面
  • 60 fps
  • 4コーナー + グリッドワープ
  • エッジブレンド
  • 4 シーン
  • Web UI

LINEUP

2つのモデル

投影する台数と素材の解像度でお選びください。補正機能と操作画面は共通です。

Debian 版(x86 ミニPC) Raspberry Pi 版
プロジェクター最大 8 台(4分割器 2台を併用)2 台
素材の最大解像度7680 × 1200 @ 60fps3840 × 1200 @ 60fps(幅 4096 まで)
対応コーデックHEVC / AV1HEVC
映像出力HDMI × 2(3840 × 2160 @ 60)micro HDMI × 2(1920 × 1080 / 1920 × 1200 @ 60)
手元タッチパネルなし(ブラウザから操作)5インチ DSI タッチパネル
本体Intel N150 ミニPC / Debian 13Raspberry Pi 5 8GB / Raspberry Pi OS 64bit
起動時間約 30 秒約 20 秒
CPU 使用率(再生中)23〜27%12〜15%
運用固定モード—あり(ルート FS の読み取り専用化)

FEATURES

共通の機能

01

ハードウェアデコード

横長の HEVC / AV1 動画を専用回路でデコードし、ゼロコピーで GPU に取り込みます。全補正を有効にしたままでも 60fps を維持し、フレーム落ちはありません。

02

面マッパー

1出力あたり最大8面。面ごとに素材の切り出し(クロップ)と配置を指定できます。面数を指定すればレイアウトを自動作成。2台構成では1本の動画を左右に振り分ける「キャンバス」も使えます。

03

幾何補正

面ごとに4コーナー補正と、最大 33 × 17 のグリッドワープ。補間は曲面向けの球面と、折れ面向けの平面を選べます。反転(左右・上下)にも対応。

04

エッジブレンド・色補正

面の上下左右それぞれに重なり幅を設定し、カーブ(ガンマ・中心)と黒レベル補正、ソフトエッジで境界をなじませます。明るさ・コントラスト・ガンマ・RGB ゲイン / オフセットは面ごとに調整できます。

05

ブラウザで完結

設定・動画の転送・再生操作をブラウザから。大きなファイルも分割・再開しながらアップロードでき、USB メモリからの取り込みにも対応します。テストパターンは9種類。

06

常設運用と自己復帰

動画の並びと補正プリセットを4シーン登録し、ワンタッチで切替。電源 ON で起動時パターンまたは前回のシーンを自動再生します。サービス・OS それぞれにウォッチドッグを備え、異常時は自動で復帰します。

MODEL 01

Debian 版 ― 8台のプロジェクターへ

Debian版のシステム構成図。本体から4K出力2系統を4分割器2台へ、そこから8台のプロジェクターへ接続
システム構成(Debian 版)

4K 出力 2 系統を、分割器で 8 台に

7680 × 1200 @ 60fps の HEVC / AV1 動画を 8 つの面に切り分け、3840 × 2160 @ 60 の HDMI 出力 2 系統に配置します。各系統を 2 × 2 に分ける 4 分割器を介して、8 台のプロジェクターへ分配する構成です。面数は出力ごとに指定できるため、4+4、4+2、3+3 のような台数にも対応します。

素材7680x1200を8等分し、出力1と出力2それぞれの4分割器を経由して8台へ割り当てる図
8面レイアウトの例(960px ずつ 8 等分)

実測性能

本番構成(7680 × 1200 @ 60 HEVC → 8面 → 4K60 × 2)での実測値です。

  • 両出力 60.0 fps、フレーム落ち 0
  • CPU 使用率 23〜27%(4コア合計 400% 中)
  • パッケージ温度 51℃、スロットリングなし
  • 電源 ON から表示まで約 30 秒
本体Intel N150(4コア)ミニPC、メモリ 16GB、NVMe SSD 512GB
OSDebian 13(デスクトップ環境なし)
入力ファイルMP4 / MOV / MKV。HEVC Main 8bit または AV1 Main 8bit、最大 7680 × 1200、最大 60fps。静止画は JPEG / PNG / WebP / BMP
映像出力HDMI × 2、3840 × 2160 @ 60。1920 × 1080 @ 60 なども可
音声48kHz ステレオ。アナログ出力(既定)/ HDMI へ切替可
分配器4分割器 × 2(4K60 入力 → 4出力、2×2 分割設定)
ネットワーク有線 LAN / Wi-Fi。ブラウザから設定(mDNS 対応)
電源本体付属の AC アダプター(通電時の自動起動に対応)

MODEL 02

Raspberry Pi 版 ― 2台構成の簡易モデル

Pi版のシステム構成図。本体から左右のプロジェクターへHDMI2系統、手元タッチパネルを接続
システム構成(Raspberry Pi 版)

手元のタッチパネルで操作できる

3840 × 1200 までの HEVC 動画を左右 2 台のプロジェクターに振り分ける、展示会・常設サイネージ向けのモデルです。5インチのタッチパネルを本体に備え、再生・停止・シーン切替・画面 OFF・電源 OFF を手元で操作できます。ブレンドや幾何補正の調整は誤操作を防ぐためブラウザ側に集約しています。

1本の横長動画をキャンバスとして左右2台に振り分け、中央に重なり領域を持たせる図
1本の動画を左右へ振り分ける「キャンバス」

実測性能

3840 × 1200 @ 60fps のテスト動画での実測値です。

  • HEVC デコード 約 201 fps(60fps 再生に対して3倍以上の余裕)
  • 両出力 59.9〜60.0 fps、フレーム落ち 0
  • CPU 使用率 12〜15%、SoC 温度 55〜60℃
  • 電源 ON から自動再生まで約 20 秒(起動画面なし)
本体Raspberry Pi 5 Model B 8GB + 専用クーラー、microSD 64GB 以上
OSRaspberry Pi OS 64bit(デスクトップ無効)
入力ファイルMP4 / MOV / MKV。HEVC Main 8bit、3840 × 1080 または 3840 × 1200(幅 4096 まで)、最大 60fps。1920 幅は中央に等倍表示
映像出力micro HDMI × 2。1920 × 1080 @ 60 または 1920 × 1200 @ 60
音声48kHz ステレオ、HDMI から出力(出力先は切替可)
手元パネル5インチ DSI 800 × 480 静電容量タッチ
ネットワーク有線 Gigabit / Wi-Fi。ブラウザから設定(mDNS 対応)
電源USB-C 5V 5A(PD 対応電源を推奨)

SCREENS

操作画面

マッパー画面。出力ごとの面の一覧、4コーナー補正、クロップ範囲の指定
マッパー面の追加・配置・クロップ、4コーナー、グリッドワープ、レイアウト作成。
ブレンド画面。面ごとの辺の幅と黒レベル、キャンバスのオーバーラップ設定
ブレンド / 色調整面ごとの辺の幅・黒レベル・色をライブで調整。

このほか、ダッシュボード(再生操作・出力プレビュー・シーン呼出)、メディア(アップロード・プレイリスト・USB 取込)、テストパターン、補正プリセット / シーン、出力 / システムの各画面があります。

ご注意

  • 素材は HEVC(Debian 版は AV1 も可)でご用意ください。H.264 はハードウェアデコードに制限があります。
  • 10bit・HDR は未検証です。
  • 2系統の出力は genlock ではないため、最大1フレーム程度のずれが生じることがあります。
  • HDMI のホットプラグには対応していません。分配器・プロジェクターを先に ON にしてから本体を起動してください。
  • Raspberry Pi 版の素材の幅は 4096px までです。それを超える場合は Debian 版をお選びください。

導入・カスタマイズのご相談、承ります。

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